
Sales: 107,000
2002年の「Drive」の大ヒット以来、1位が定位置という感のあったアラン・ジャクソンだが、今回は10万枚そこそこのセールスで4位と低迷した。まあそれも実は仕方なくて、今回はゴスペル集という企画アルバム。日本にいるとゴスペルってのは黒人が教会で踊りながら歌ってるやつを想像するが、実はカントリー・アーティストが歌うゴスペル集というのもかつてはそんなに珍しいものではなかった。音楽用語ではゴスペルとは一般に黒人霊歌を指すが、gospelという言葉じたいはもっと広い意味をもっており、白人が歌うキリスト賛歌もゴスペルと呼ばれるようだ。
そんなわけで、これはいつもアラン・ジャクソンの作品とは明らかに異なるし、どこか飄々とした彼のキャラも、ここでは至って真面目だ。親しみやすい声、親しみやすいキャラはそのままだが、どこか神妙な感じがして、それはそれで微笑ましい。ピアノ、アコギ、曲によってオルガンが入るだけのごくシンプルな演奏に、教会で歌い継がれてきたシンプルな楽曲。たまーにこういうのを聴くと宗教に関係なく心が洗われたりもするが、やっぱり基本的にはキリスト教徒のためのものだろう。








