2006年02月18日

Amore / Andrea Bocelli (#3, 06/2/18)

Amore.jpg

Sales: 113,000
アンドレア・ボチェッリはこれまでにも「ポップス作品」をリリースしてきているが、今回はいつも以上にポップス色が強い。イタリアやフランスのポップスのカバーが多いが、英語圏の音楽に馴染んでいる者でもどこかで聴いたことがある曲が多い。しかしイタリア語、スペイン語、フランス語、英語と、普通に4カ国語で歌い分けられているのはちょっと凄い。やっぱりヨーロッパ人は凄いな(と、仕事で、英語ペラペラなフランス人に会ったりした時も思う)。
この人は圧倒的に歌が巧いが、技術的な巧さではない。情緒的な巧さだ。黒人ならばソウル・シンガーと呼ばれるだろう。だから、日頃オペラに何の興味も示せない私でも、ボチェッリは大好きだったりする。そんな彼の持ち味が発揮されるのは、スケールの大きい、広がりのある曲。「Mi Manchi」での伸び伸びとしたボーカルは本当に気持ちいい。うるさくない程度に絡むケニーGのサックスもいい。「Solamente Una Vez」や「Canzoni Stone」あたりもいい。後者ではスティービー・ワンダーがハーモニカ(だけ)で参加して、これまたいい味を出している。「ベサメ・ムーチョ」とか「枯葉」とか、むしろちょっとベタすぎるとも言える選曲が序盤に並ぶのでちょっと不安になるが、それ以外は実に上品で穏やかな雰囲気の曲が並ぶ(実は終盤は序盤以上にベタになってしまうのだが)。
「Somos Novio」ではアギレラがスペイン語曲でのデュエット相手に大抜擢されているが、知らないで聴いてるとアギレラだとは気付かない。流石の彼女もエゴを抑えて、とにかくボチェッリのデュエット相手に資するべく一生懸命歌っているようで、ちょっと微笑ましい。
posted by しんかい at 00:10| Comment(4) | TrackBack(1) | Classic: クロスオーバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月11日

Ancora / Il Divo (#1, 06/2/11)

Ancora.jpg

Sales: 156,000
若くてイケメンのヨーロッパ人男性4人組(1人はアメリカ人)。モデルさんのような彼らが歌うのはチャラチャラしたポップソングではなくクラシック風で、ボーカルは堂々たるオペラ風。実は「アメリカン・アイドル」の仕掛人によって「創られた」グループとは言え、これはマーケティング勝ち。ヨーロッパでは早くから人気が爆発、アメリカでもデビュー作で既に4位というヒットを記録していたが、ついに(クリスマスアルバムを含め)3作目にしてNo.1をゲットした。ヒットらしいヒットシングルも全くなく、いわゆる「流行の音」では全然ないのにこれだけ売れてしまうのはまったく大したものだ。正直言ってどういう層がこれを買ってるのかよくわからんのだが。オバサマたちか?
「Unchained Melody」とか果ては「Ave Maria」なんていう超スタンダードから、マライア・キャリーの「Hero」、あるいはもっと正統派クラシック風の曲まで、しっとりとした雰囲気の曲ばかり。日本人的に置き換えてみれば演歌か。と考えてみると、彼らは氷川きよしのような存在なのか、なるほど、などと妙に納得できたりもして。
しっかり歌える人たちなのできちんと聴き応えはあるのだが、やっぱりビジュアルがあってなんぼの人たちではあるので、それなりの楽しみ方をするべきだろう(DVDとか)。
posted by しんかい at 00:04| Comment(1) | TrackBack(0) | Classic: クロスオーバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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