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噂されていた疑似デュエットがついに登場。まあ想像通りと言うか。「デュエット」の相方として担ぎ出されているのは超豪華な面々で、まあそれだけでも買いだと言えなくもないが、トゥパック作品に続いて登場し、いつもとまっっっっっったく同じ曲を提供してライムの才能があれだけあるのに音楽の才能はひとっつもないことをまたしても露呈したエミネムを始め、どれもこれも決して出来は良くない。トゥパック、ビッグ・パン、果てはボブ・マーリーと、死人を引っぱり出し過ぎなのも如何なものかと。どうも全体にストリングスを使ったりしてダークな感じの曲が多いのは、重厚感を出して死人をリスペクトしようという思いの現れなのかもしれないが、アルバム全体が平坦になってしまう。多少なりともアップテンポなのはジェイZだけ、はっきりと躍動感があるのはP.ディディの曲だけだ。
彼の不幸は、トゥパックと比較されてしまうことだろう。トゥパックみたいに無尽蔵に質の高い曲を未発表のまま残して死ぬ奴なんて普通あり得ないわけで、ビギーの場合もろくでもない音源しか残っていない。どうにかそれをかき集めて死後に1枚アルバムが出たが、もうあと1枚出すだけのマテリアルは残っておらず、苦肉の策として曲の「断片」をかき集めて、ひとつの曲として仕上げるのに足りない部分は他のラッパーの力を借りてしまうことで、どうにかこのアルバムは作られた。ボツ音源として眠っていた割にはビギーのパートは案外悪くないが、やっぱりあまりにも継ぎ接ぎだらけのぎこちない作品だけに、聴いていても違和感ばかりが残る。これって要は「フランケンシュタイン」だよね?




