2006年02月18日

The Greatest Songs Of The Fifties / Barry Manilow (#1, 06/2/18)

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Sales: 156,000
参ったねこりゃ。ロッド・スチュワートのオールディーズ・シリーズが大成功したのに気をよくしたクライヴ・デイヴィス親分が、バリー・マニロウにこのカバー集の企画を提案。バリーは乗り気ではなかったが、クライヴ・デイヴィスはもともと1970年代にバリーを成功に導いた人。この力関係では「提案」ではなく「命令」でしかないわけで。
このところベスト盤がやけに売れたりしていたのに加えて企画の良さ(?)もあって、バリーにとって約30年ぶりの全米No.1となった。「それみろ」といわんばかりのクライヴ、既に続編の60年代編の製作にとりかからせているらしいが。
それにしてもなんとベタな選曲の多いことか。「Unchained Melody」に「Are You Lonesome Tonight」に「All I Have To Do Is Dream」などなど当時の大ヒットポップスばかり。ロッド・スチュワートのようにジャジーで渋めの曲でアダルトな雰囲気を出すわけでもなく、どちらかというと当時のドリーミーでイノセントなポップスの雰囲気。それだけに、日頃50年代のオールディーズなんて聴かないという人にはちときついだろう。
バリー・マニロウは70年代後半には日本でもたいへんな人気があり、私より10歳ぐらい年上の「元洋楽リスナー」に当時好きだったアーティストを挙げさせると(とくに女性から)必ず名前が挙がる。そういう人たち用の作品かな。
posted by しんかい at 00:01| Comment(1) | TrackBack(0) | Oldies: オールディーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月11日

Testify / P.O.D. (#9, 06/2/11)

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Sales: 58,000
グレン・バラードがプロデュース。という情報は、このタイプのバンドとしてはあまりいい事前情報ではないかもしれない。アラニス・モリセットの大ヒットのほか、ポーラ・アブドゥルやコアーズなど、彼が手がけている作品の多くはポップス系。ところが、ここでは舵取りが巧かった。このところやや迷走感というか低迷感というか停滞感があったP.O.D.に「The Funamental Elements Of Southtown」の頃とまでは言わないまでも、「Satellite」は超えると言ってもいいシャープさを取り戻した。ジャマイカン・レゲエのラスタファリズムとも融合して(?)ラップにラガっぽさを加えたり、新しい試みもあるし、実は「This Time」みたいな普通の産業ロックもあったりもする。ラップ一辺倒になると、どうしてもレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのように一本調子になってしまう(トム・モレロのようなブレーンが居てさえ)ことは避けられないと思えば、この雑多な、ある意味ポリシーのなさは、悪いことではない気はする。
彼らはそこいらのヘヴィロックバンドと違って「クリスチャン・ロック」であることがかなり強く前面に出ているので、純粋に「音」だけで判断するのもちょっとアレなのだが、まあどうせ日本ではそういう聴かれ方しかされないんだから、いっか。
posted by しんかい at 00:24| Comment(2) | TrackBack(1) | Rock: オルタナティヴ・ロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

NOW #1's / Various Artists (#6, 06/2/11)

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Sales: 90,000
「NOW」シリーズがアメリカに進出したのが、1998年。その第1集にはジャネットの「Together Again」やらハンソンの「Mmmbop」やらファーストボールの「The Way」やらアクアの「Barbie Girl」なんてのが収録されておりました。えらい懐かしいな。それから作品を重ねること20作。おそらく20作記念ということで、この特別版が出た。20曲の(自称)No.1ヒットを収めた「NOW #1's」(別にBillboard HOT100の1位だとは言っていない)。これまでのNOWを買ってる人には重複感ばかりがあるし、まあ普段あまり音楽を熱心に聴かない人が買うんだろうなー、それにしても、そういう層を狙うなら、そういう層が年で唯一CDを買う年末商戦の時期に出さなきゃ意味ないよなー、なんて思うわけで。えらい中途半端な作品となった。以下収録曲を紹介するに留める。
1. Hot in Herre- Nelly
2. Hey Ya!- OUtkast
3. Hollaback Girl- Gwen Stefani
4. Survivor- Destiny's Child
5. Love Don't Cost a Thing- Jennifer Lopez
6. All for You- Janet Jackson
7. Bye Bye Bye- *NSYNC
8. ...Baby One More Time- Britney Spears
9. Bump, Bump, Bump-B2K featuring P.Diddy
10. I Try- Macy Gray
11. I Knew I Loved You- Savage Garden
12. Pieces of Me-Ashlee simpson
13. Again- Lenny Kravitz
14. All Star- Smash Mouth
15. Absolutely (Story of a Girl)- Nine Days
16. Kryptonite- 3 Doors Down
17. How You Remind Me- Nickelback
18. With Arms Wide Open- Creed
19. Hanging by a Moment- Lifehouse
20. The Reason- Hoobastank
posted by しんかい at 00:23| Comment(5) | TrackBack(0) | Compilation | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Lights & Sounds / Yellowcard (#5, 06/2/11)

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Sales: 90,000
こういう音楽を「エモ」と呼ぶのはどうも昔から抵抗があって、ポップ・パンクとか呼んでみたりはしたものの、実はしっくり来るのは12年ぐらい前に別種の音楽を指していた「パワーポップ」という言葉のような気がする。まあ、アタリスとかこのイエローカードの場合は「青春パンク」でもいいような気はする。
デビュー作「Ocean Avenue」がかなり評判になっていたので、今回は堂々トップ5に初登場。おんなじようなバンドがぞろぞろ居る中で、彼らはメンバーにヴァイオリニストがいるという、かなりはっきりした個性を持っている。嫌味にならない程度にアクセントとして絡んでくるヴァイオリンは確かに効果的で、メロディアスな彼らの楽曲に絶妙にマッチする。若い勢いでパンパンにはち切れそうだったデビュー作に思い入れるあまり本作は物足りない、と評する声が多いが、このバンドらしさを本当に表現しきれているのはむしろ、叙情的な味の加わった本作ではないかとも思える。
前半はとにかく疾走感と甘酸っぱいメロディで爽やかに突っ走る。気恥ずかしさを通り越して壮快。中盤ぐらいからミディアムテンポの曲が多くなり、ウィーザーのようだったり、もっとメロウだったり。うーん。バンドが成熟すればこういう音になっていくのは避けられないが、それにしてもちょっと、セカンドアルバムでこれはまだ早いか。青臭い青春ロックなんて今のうちしか許されないんだから、今のうちにこっぱずかしさ全開の爽やか作品を出しておくべきかな。背伸びして大人びたことをやりたい年頃だろうけど。
posted by しんかい at 00:18| Comment(0) | TrackBack(1) | Rock: パワーポップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Your Man / Josh Turner (#2, 06/2/11)

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Sales: 102,000
うわー渋かっこいい。このバリトン声。アルバムのオープニングは往年のフーターズのような、トラッドな風合いの楽器をたくさん使って爽やかな疾走感のある曲。アップの曲は古典的なホンキートンク、スローはしっとりとメロディアスに、彼の「声」に魅了される。カントリーは、あの独特の節回しが苦手だという人は少なくないだろうが(かっこよくてギターも巧いブラッド・ペイズリーが、日本では「カントリー・ファン」以外にはウケない理由はこれだろう)、この人は本当にいい声をしていて、安心感を与える歌い方をしてくれる。「No Rush」の冒頭の語りなんかは、ちょっと聴いててモゾモゾしてしまうが。
セカンドアルバムにして2位というヒットになったのは、デビュー作「Long Black Train」にして既に名声を確立していたからで、2004年のカントリー・ミュージック・アウォードで既に注目される存在だった。デビュー当初からキリスト教がらみの題材が多いのも、アメリカのカントリー・リスナーには受け入れられやすい理由だろう。一方でそれは多くの日本人には「とっつきにくさ」になってしまうわけだが。でも「Me And God」なんて曲はバーズっぽいさわやかないい曲だったりもする。
どうせどんなにほめたところで日本で売れることは有り得ないのだが、アメリカでは作品を重ねるにつれ大物になると思われるので、注目しておいていいだろう。

Ancora / Il Divo (#1, 06/2/11)

Ancora.jpg

Sales: 156,000
若くてイケメンのヨーロッパ人男性4人組(1人はアメリカ人)。モデルさんのような彼らが歌うのはチャラチャラしたポップソングではなくクラシック風で、ボーカルは堂々たるオペラ風。実は「アメリカン・アイドル」の仕掛人によって「創られた」グループとは言え、これはマーケティング勝ち。ヨーロッパでは早くから人気が爆発、アメリカでもデビュー作で既に4位というヒットを記録していたが、ついに(クリスマスアルバムを含め)3作目にしてNo.1をゲットした。ヒットらしいヒットシングルも全くなく、いわゆる「流行の音」では全然ないのにこれだけ売れてしまうのはまったく大したものだ。正直言ってどういう層がこれを買ってるのかよくわからんのだが。オバサマたちか?
「Unchained Melody」とか果ては「Ave Maria」なんていう超スタンダードから、マライア・キャリーの「Hero」、あるいはもっと正統派クラシック風の曲まで、しっとりとした雰囲気の曲ばかり。日本人的に置き換えてみれば演歌か。と考えてみると、彼らは氷川きよしのような存在なのか、なるほど、などと妙に納得できたりもして。
しっかり歌える人たちなのできちんと聴き応えはあるのだが、やっぱりビジュアルがあってなんぼの人たちではあるので、それなりの楽しみ方をするべきだろう(DVDとか)。
posted by しんかい at 00:04| Comment(1) | TrackBack(0) | Classic: クロスオーバー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月04日

Back To Bedlam / James Blunt (#9, 06/2/4)

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Sales: 41,000
叙情派ロック。一言で言えば、ひとりコールドプレイだろう。だからアメリカでもすんなり受け入れられた。クセのあるハスキーボイスは好き嫌いがあるだろうが、切ない味があり、ミディアムテンポ以下の曲が似合う。初登場から16週目にして初のトップ10入りを果たした。
「You're Beautiful」は入れ替わりの激しいことで知られるUKチャートで6週1位というロングセラーになった。まったく無名の新人だった彼のアルバムもじわじわとチャートを上昇し、ついにはシングル・アルバム両チャートを制覇。イギリスは特にこういう王道まっすぐの曲は叩かれやすいのでお約束通り必要以上に「うんざり」がられているが、まあ客観的にみてもいい曲なので、すんなりアメリカに飛び火した。コールドプレイでさえ、デビュー作ですぐにアメリカ上陸は果たせなかったことを考えると、ほんの数年なのに隔世の感がある。もちろん、こういう叙情ロックが受け入れられやすい土壌が築かれていた、という要因はあるだろうけど、世界のどこの国のヒットだろうとワンクリックで手に入ってしまうという、音源入手経路のラジオからネットへの移行によるものだろう。そりゃあまだまだラジオで音楽を聴く人が大多数を占めているとは言え、若者や「音楽が好き」と自称するような人なら音源入手経路の中でオンラインの比重はかなり高まっているだろう。アメリカには、あれだけ充実したiTunes Music Storeがあって、1曲100円で入手できるという、日本にはない圧倒的に充実した環境があるのだから。(クドいけど、海辺でひとりで歌うビデオクリップも、コールドプレイの「Yellow」を想わせるんだよね。ラストにひょいっと高飛び込みをやっちゃう度胸はやっぱり軍人だなあ、なんて余計なことを考えたり)
元軍人でNATO軍に参加してコソヴォに派兵されてた、なんていう変わった経歴もあって日本のマスコミでも面白半分にもてはやされてはいるが(「元軍人」でググると、上位10件中4件が彼に関するもの)、アルバムも「You're Beautiful」と似たような曲ばっかりで、厳しく言えば一発屋予備軍ではある。「Cry」あたりは割といい出来だけど。
posted by しんかい at 09:55| Comment(20) | TrackBack(1) | Pops: ポップ・ロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月28日

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今週はTOP10に初登場した作品はありませんでした。
posted by しんかい at 09:33| Comment(15) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月21日

First Impressions Of Earth / The Strokes (#4, 06/1/21)

FirstImpressionsOfEarth.jpg

sales: 88,000
どうしても彼らの売れ方を見ているとUKのバンドだと勘違いしてしまうのだけど、ニューヨークのバンドなので、アメリカが「本国」なんだよねえ。UKチャートではデビュー作から2位→2位と来て今回初の1位獲得。USでも初登場こそ4位と好成績ながら、翌週以降がんがん落ちて行って、まだまだ一部の固定ファンだけに支えられてる感は否めない。
内容的には賛否両論あるようだが、1stは本当に大好きで聴きまくったのに比べると2ndはほとんど通して聴いたことさえない、という私はどちらかというと"賛"。デビュー当初の彼らはスノッブなところがあったが、それがまた魅力でもあったわけで、変に「熱い」ロックなんてやってもらう必要はない。ロックバンドなんて星の数ほどいるわけで、みんなで同じベクトルに向かう必要はまったくないのだ。
1stの頃のスタイリッシュな、ムダを削ぎ落としたサウンドに比べるとずいぶん贅肉がついてきている気はするし、楽曲自体のインパクトもあの頃を超えるものはない。だから、後輩バンドを引き合いにフランツ・フェルディナンド+キラーズだなどと言われてしまう。自ら先陣を切って「流行の音」を創出したバンドは、2作目以降常に新しいことを期待されてしまい、平凡な作品を出すと酷評されるという重い使命を背負ってしまう。果ては後輩バンドのパクリだとか、セルフ・パロディだとか言われる。そんな彼らの立場を理解した上で敢えて「及第点」の作品だと言っておこう。
なんかミディアムテンポの曲ほどU2っぽく聴こえてしまうのが将来に向けての不安材料だが(ギターのせいか?)、ミディアムでも"On The Other Side"みたいな新機軸も。まあ80年代ニューウェーブのようだと言えなくもないが。
posted by しんかい at 08:40| Comment(3) | TrackBack(0) | Rock: オルタナティヴ・ロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月14日

No New Entries

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posted by しんかい at 14:08| Comment(1) | TrackBack(3) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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